コラム :vol.2 体毛処理は目的を持って行うことが大事
2023.08.21
フェムテック道の始まりは脱毛から
こんにちは、k company CEOの木川誠子です。前回のコラムで私のフェムテック道はVIO脱毛から始まった話を書きましたが、今回はその脱毛について掘り下げたいと思います。
正直、体毛を処理するのはめんどうだと思っています。その理由は、セルフ処理するのも手間だし、脱毛サロンに通うのも根気がいるし……と、気分がのらないと向き合わないため後回しにしがち。だから、20歳前後から脱毛を始めているのに、どこの毛もなくなっていません(笑)。いったんキレイになった部位も、時間の流れとともに産毛が出してきました。
体毛の処理は、「目的を持たないと続けられない!」というのが私の経験談です。
気持ち以外の目的を持つことの大切さ
初めてのVIO脱毛は20歳のときでした。当時は地元の岡山県にいて、そのサロンでバイトをしていたこともあって、今思えば、バイトのついでに施術を受けることができたから続けられていたのだと思います。
その契約期間中に上京することになったのですが、東京にも支店があるサロンだったので継続して 通うことは可能でした。ですが、職探しを優先して行かなくなり、今思うととてももったいないことをした……と。
そこから再び「脱毛をしよう!」と思ったのは数年後。いくつかの美容光脱毛サロンで腕や脚の施術をしてみてから、鼠径部やVIOを始めたのですが、結局通わなくなりました。
その頃は今ほどVIO脱毛に対する知識もなく、脱毛の必要性を感じていたというより、ただなんとなく「脱毛をしよう!」と思っていた程度。私の性質的に、そのくらいの気持ちだと続かないんです。ヘアサロンに行くのも半年~1年に1回ペースだし、肌や身体のメンテナンスのためにプロにお願いするのも年に1~2回程度だし……と、めんどうくさがりというか、適当すぎるというか。「きれいになりたい!」「何が何でも毛をなくしたい!」など、目的を持っていなかったことも、続けられなかった要因だと思います。
ただ最近、知人から「脱毛や肌メンテナンスは仕事だと思えばいいんだよ」と言われ、「確かに!」心を入れ替えました。私は単純なので、なんでも仕事だと思えば、取り組みやすくなります(笑)。
これまで経験したことがある脱毛施術
1.もっとも威力のある【医療レーザー脱毛】
永久脱毛に近い形で施術ができるのが医療脱毛です。黒、茶色に吸収されるレーザーを皮膚に照射し、毛や毛根、周辺組織にダメージを与えて脱毛する方法。懸念点は、3~6回の脱毛回数で約10万が相場と、他の施術方法より額面が高いところ。一方で効果的に脱毛が行えるからコスパで考えると妥当と言えるかも。
ただ、とても痛い!そして、VIO以外にで顔もやったことがあるのですが、施術後、ぶつぶつができてしまいました。脱毛後にそういう反応が出ることもあるので問題はないのですが、「もしかしたら私には強すぎるのかも……」と思っているところです。
2.コストをミニマムにしたいなら【美容光脱毛】
毛根のメラニン組織に反応する光を照射する施術が美容光脱毛です。一般的な美容クリニックやエステサロンでも受けることができ、身近な脱毛方法で、医療脱毛に比べるとコスト面もお手頃。ただ、クリニックやサロンによって回数や価格設定には幅があるのと、回数を重ねる必要があるため、結果、高くなってしまう可能性があります。
個人的には、施術時の痛さは我慢できる程度だから、総合的に判断すると美容脱毛がもっともストレスフリーに近いかも……と思っています。
3.手軽に一時的な脱毛を望むなら【ワックス脱毛】
毛を接着させる性質を持つ脱毛用のワックスを皮膚に塗り、引きはがすことで毛や毛根を取取り除く方法。一時的な脱毛になりますが、1回の施術は1万円以下で行えるサロンが多く、手軽さは抜群!ただ、ワックスの中には松やに(レジン)が含まれているため、アレルギー反応には注意が必要なので、肌の敏感さをかんがみるとVIOに取り入れるのは難しいかなと。今のところ、顔と背中で試したことがあります。
4.より安心した形で一定期間脱毛をしたいなら【シュガーリング脱毛】
私がもっとも好きな施術法です!施術の要領や価格帯はワックス脱毛と同じですが、用いられるペーストが食品ベースだからより安心できます。具体的には、砂糖と水、レモン果汁のみで作られていて、アレルギー反応が出にくい方法。オーガニックタイプもあるので、医療や美容でひと通り脱毛した後のアフターケア的な役割で取り入れるのもおすすめ。
お財布事情や目的に合わせて選択する
脱毛をするもしないも、個人の自由。だからこそ、自分で考えて、取り入れるなら自分に合った方法を選ぶことが大切だと思っています。私の場合は、医療脱毛でコスパよく施術をするのがいいと思うのですが、痛い&強すぎるかもという懸念点がぬぐえない。そう考えると、美容光脱毛とシュガーリングを組み合わせるのがいいかな……と思ったり、未だ結論は出ず状態。
最近は介護脱毛という言葉が聞かれるようになっていますが、私は清潔を保つため、スキンケアの一環として捉えている感覚。その一方で、いずれは人のお世話になることを考えると、介護脱毛の視点で始めるのもいいと思っています。デリケートゾーン部分をゴシゴシと拭かれてしまうと肌が悲鳴をあげて、痛みを感じないように脳が感覚を鈍らせようとしてボケが進行してしまうという話を専門家から聞いたことがあるので、将来を見据えて減耗しておくのも選択肢のひとつかなと。
私としては、これから始める脱毛は最後にしたいと思っているので、どの施術を選択するかは、もう少し考えることになりそうです。
k company CEO 木川誠子